取り組み・教育制度

人が人をもてなす仕事

 私たちが営む「飲食業」は、『人が人をもてなす』仕事だと思っています。
 人はみな食べなければいけないのですが、ただ単にお腹が一杯になるだけならば、わざわざ私たちのお店に来る必要はありません。人には好き嫌いがあり、お客様は「おいしい」と「たのしい」を求めてお店に来られます。効率のよい画一的な料理だけでは満足していただけないことを私たちは知っています。
 メニューからオーダーしていただくだけでなく、お客様をよく見て、想像力を働かせ、一番良いと思われる提案を考えます。「気配り・心配り」ができて初めて「おいしい」だけでない何かを生み出すことができ、それが「おもてなし」の意味です。
 「おもてなし」のためには、マニュアルの暗記や作業スキルを身につけるだけでは足りません。感じる力や考える力、それを伝える力が必要です。船栄ではこれを「人間力」と呼んでいます。
 「飲食業」には多くの技術が必要ですが、その根の部分で「人間としての成長」がなければならないと考えます。船栄では、学び成長することは「人間力を高めること」と考えています。
 経験を積めば人は成長するかもしれません。しかしそれだけでは慣れや独りよがり、自分勝手になるかもしれません。挫折するかもしれません。それは幸せでしょうか? 本当の成長とはお客様や周囲のスタッフを幸せにし、その結果として愛され支えられてゆくようになることではないでしょうか。
 船栄は人を育て、お客様の喜びを社員・スタッフの成長と幸福につなげることを目指します。

ワークライフバランスへの取り組み

 よく飲食業は「休みが少なくてブラック」というイメージを待たれがちではないでしょうか。しかし船栄では「働き方改革」を進めています。飲食業では導入例が少ない「月間8休」を実施。また一日当たりの勤務時間を短縮するため業務改善に取り組み、社員勤務時間を「月間200時間以内」となるよう目標を定め、プライベートの時間がしっかりと確保できるようにしています。
 このような取り組みは「お客様の幸せ」を提供することで「従業員が幸せ」にならなければならないという「船栄の経営理念」を具体化してきたものです。そしてプライベートを充実させ、限られた時間の中でしっかり働くことは、結果として会社の成長となり事業収益にもプラスに働いています。
 今後もこの流れをより発展させるために、新しい人材を必要としているのです。

ステップアップできる充実の教育制度

 船栄は「社員の成長がそのまま会社の成長につながる」との考え方から、社員の成長のためにバックアップを惜しみません。それは暗記でも修行でもなく「楽しく働き、笑って暮らす力を身につけること」なのです。主体的に考え、行動することを学び、周囲と協力して大きな成果を出すための学びです。
 船栄では、入社から社員が確実に成長してゆけるよう、各ステージ(社歴・職位ごと)に充実した教育研修を行っています。

初任者研修(入社から2週間)

 入社から実務に入るまでに、社会人としての基本を学ぶ期間です。学生時代と全く違う考え方を身につけなければなりません。「学生時代は試験日までにどれだけ勉強するか(結果はともかく)」ですが、「社会人は(期間はともかく)みんなで100点を取るまで」が大切なのです。最初はできなくて当たり前、できなくてもくよくよしないで、時間をかけて成長することを学びます。
 挨拶やビジネスマナーのトレーニングはもちろん、自分たちで計画して遠足や調理実習をし、その中で自分を表現することの大切さを学び、コミュニケーションスキルを高め、そして何よりも仲間と一緒に結果を出すことの喜びを経験します。
 そして船栄で生きていくための大切な理念についてしっかり勉強します。これは迷った時、困ったときの大切なバックボーンになるはずです。

実務研修(OJT)と集合研修

 初任者研修の後、店舗での実務研修が3ヶ月あります。これは実際に店舗の営業に参加しながら、飲食業における基本3分野である「調理」「接客サービス」「マネジメント」について先輩社員の指導やアドバイスを受けながら一通り体験します。
 この間、毎月一回のペースで集合し、報告とカウンセリングを行います。これはお互いの仕事で身につけたことや困っていることを共有することで、不安解消や同期の連帯に役立ちます。
 3ヵ月の実務研修が終わると正式配属になりますが、その後も数回フォローアップと呼ばれる集合研修があります。やがて自分たちが先輩になって次の新入社員を迎えるための講習です。同期の懇親会もあります。

ベーシック研修

 入社一年後から役職者になるまでの基礎研修です。自分の作業ができるだけではなく、やがて部下をまとめ店舗運営をしてゆくための基礎を学ぶことを目的としています。
 年6回の講習の中で、課題に取り組みながら、まず大切な「会社の理念」を「知る」レベルではなく「行動できる」レベルまで高めていきます。
 また店舗では忙しく中途半端になりがちな「数値管理」をここで再確認していきます。利益につながる「売上」「原価」をはじめ、「利益」につながる数値を学ぶことで、実践的な経営センスを磨いていきます。将来独立開業する場合にも役立つ知識となります。ここでは他の研修と異なり、一人一人の理解に応じてゆっくり何度も確認しながら学んでいきます。「知っている数字」ではなく「使える数字センス」を身につけるチャンスです。

主任研修

 主任は店内の仕事を一通りできるようになっています。しっかり仕事ができるレベルになっています。しかし、そこで重要(問題)になるのは後輩やスタッフをまとめるスキルなのです。主任研修では指導や教育に関する原理原則や、対人コミュニケーションのあり方などを改めて学ぶことで、自分の仕事だけでなくチームの仕事への取り組み方やリーダーシップへの理解を深め、次なる副店長、副調理長へのステップアップに備えます。

店長研修

 実際の店舗運営において、問題はないか、収益は上がっているかなど具体的な問題についてきわめて実践的に追及していきます。成功例を学び失敗例を共有することでどの店舗でも成果を上げられるように互いに学んでいきます。また流行や最先端のマーケティング手法などの情報を共有し、計画的、効率的な店舗運営を学ぶ場でもあります。
 ここではだれもがチームでありライバルでもあります。学び、成長し続けることで会社もまた成長し続けるでしょう。